先に立場を明かします
株式会社TOEは福岡のWeb制作・AI開発の会社で、AI検索対策のサービスを売りうる利害関係者です。この記事は、意見と、公開情報で確認できる事実だけを置きます。「引用率◯%上がる」といった、当社が測っていない数字は書きません。
結論(先に表で)
| 項目 | SEO(従来) | AEO(AI検索向け) |
|---|---|---|
| 目的 | 検索結果で上位に表示される | AIの回答文の中で「出典」として引用される |
| 主な場所 | Google/Yahooの一覧ページ | ChatGPT・Perplexity・Google AI Overviewsの回答 |
| 成果の形 | クリック(自社サイトへの訪問) | 回答内での言及・出典リンク |
| 効きやすい要素 | 被リンク・キーワード・表示速度 | 結論の明快さ・出典としての信頼性・引用しやすい構造 |
| 共通する土台 | 良質な中身・クロール可能であること | 良質な中身・クロール可能であること |
AEO(Answer Engine Optimization)は、SEOの置き換えではなく、AIが答えを作るときに自社を根拠として選ばせるための最適化です。土台(良い中身・読みに来られる状態)は同じで、出口が「一覧」から「回答」に変わったと捉えると分かりやすいです。
AEOとは何をすることか
AI検索は、ユーザーの質問に対して自分の言葉で答えを作り、その根拠にしたページを出典として挙げます。AEOは、この「答えの根拠に選ばれる」確率を上げる取り組みです。具体的には次の3層に分かれます。
- 読みに来られる状態にする — AIのクローラがページを取得できること。ここが閉じていると、そもそも土俵に上がれません。自社の状態は robots.txt を見れば分かります(主要25サイトのrobots.txtで、AIクローラは拒否されているか許可されているかで実測しました)。
- 答えを取り出しやすい形にする — 結論を先に、要点を表やリストに、見出しで論点を区切る。AIが「この段落がこの問いの答えだ」と切り出しやすい構造にします。
- 出典として信頼できる根拠を持つ — 一次情報・独自データ・具体的な数字。他所の焼き直しではない、そのページにしかない事実を置くことです。
SEOと何が違うのか
いちばんの違いは成果の測り方です。SEOは「検索順位」「クリック数」で測れました。AEOは、AIの回答が毎回同じとは限らず、出典の出方も安定しません。「◯位」「引用率◯%」という固定した数字が取りにくいのが、現時点の正直な状況です。当社が実際に測ろうとしたときも、測定そのものが不安定でした(ChatGPTやPerplexityで自社が出るか、実際に測ってみました)。
もう一つの違いは、クリックされない可能性です。AIが回答の中で内容を要約してしまうと、ユーザーは自社サイトを開かないまま用が済むことがあります。だからAEOでは「訪問数」だけでなく「回答内で正しく言及されること」自体を成果と見なす発想が要ります。
いま何をすべきか(確認できる範囲で)
- クロールを許可しているか確認する —
自社ドメイン/robots.txtを開く。1分で分かります - 結論を先頭に置く — 各ページ・各見出しの冒頭で問いに答える
- 表・箇条書き・FAQを使う — 拾い読みで答えに届く構造にする
- 一次情報を足す — 自社でしか出せない数字・事例・手順を入れる
- 測れる範囲で観測する — 主要な質問で実際にAIに聞いてみて、出方を記録する
この記事で言えないこと(限界)
- 上記の施策で引用が「何%増える」かは、当社は測っていません。一般に有効と言われる打ち手を挙げているだけです
- AI検索の回答は変動します。同じ質問でも日によって出典が変わります
- エンジンごとに挙動が違い、一つの正解はありません
まとめ
- AEOは、AIの回答の根拠に自社を選ばせる最適化。SEO(一覧で上位に出す)の出口違いと捉える
- 土台(良い中身・読みに来られる状態)はSEOと共通。壊す必要はない
- やることは「クロール許可の確認」「結論先出し」「表・FAQ」「一次情報」の4点が基本
- 効果は数字で固定しにくいのが現状。測っていない数値は言わないのが誠実な姿勢だと考えます
自社サイトがAI検索でどう扱われているかを一度観測してみたい場合は、株式会社TOEまでご相談ください。