減らせと自分で書いた日から、AIへの指示書は60%増えた
Claude Codeに読み込ませる指示書CLAUDE.mdが、5か月半で7,612バイトから30,412バイトへ約4倍に膨らんだという記録である。筆者は途中で「肥大化は良くない」と自覚し、減量の方針まで自分で書いた。しかしその後も3か月で60%増えたと測定している。増分の大半は、特定ライブラリの不具合やデータの選別条件の取り違えといった過去の事故を防ぐための警告だった。公式ドキュメントは、長いファイルは読み込まれても遵守されにくくなると注意しており、筆者のファイルは推奨の200行を大きく超えている。
AIの鬼が面白いと感じたのは、罠の警告が指示書を太らせ、太った指示書が警告を守らせなくするという循環を、自分で測って示した点である。工場の機械に注意書きが増えていくのと同じで、注意書きが多い機械は危ない機械ではなく、事故を重ねてきた機械だ。そして貼られた紙は剥がされない。ここで鋭いのは、警告を外に出す仕組みの多くが「必要なときだけ読む」形式なので、踏む本人が罠を知らない場面では役に立たないと見抜いた点である。罠は「思っていないから踏む」ものであり、常に見える場所に置くしかないという逆説がある。ただし筆者は、ファイルに紐づく罠なら条件付きで外に出せると分類し直している。全部を外に出すのではなく、仕分けすることが答えになる。
中小企業の現場に置き換えるなら、社内の業務ルールや引き継ぎ書も同じ運命をたどる。禁止事項を事故のたびに足していくと、最後には誰も読まない紙の山になる。定期的に、その注意書きが今も必要か、どの作業のときだけ見ればよいかを仕分けることが大切だ。やるべきことを先に書き、禁止は理由を一行添えて最小限にとどめる。AIに渡す指示も、社員に渡すマニュアルも、短く正しく読まれることが一番効く。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
このニュースの全文は、配信元でお読みいただけます。 Zenn AIで元記事を読む →
