Mole CLI から Mole for Mac へ:私が学んだこと
Moleというクリーナーアプリは、もともとオープンソースのMac用CLI版だった。60Kスター、800件のバグクローズ。ノンテク層も使える版をほしいという海外ユーザーからのメールが積もり、有料のMacアプリへと進化させた。そこで直面したのは、AI時代のゴミの特性は従来と違うという学びだ。毎日Claude CodeとCodexを動かしていると、AIが残すファイルは昔と別物だと気づく。主に3種類。ビルド成果物(.next、target、DerivedData)は急速に膨らむ。Rust開発で86GB消したことがある。AIツール本体の古いコピーも積もる。Claude CodeやCursor Agentは新バージョン全体(250MB)を黙ってダウンロードし、古いものを残す。Ollama経由のローカルモデルは数十ギガを食う。
これらを「安全に消せるリスト」に一括で押し込むのは楽だが、ユーザーの代わりに高リスクな判断をすることになる。今は「取り戻すコスト」で扱うべきだ。ビルド成果物は再コンパイルで戻り、代償は数分のCPU。node_modules、Pods、venvは違う。消えば全部再ダウンロードで、飛行機の中では待つだけになる。この2つを一緒くたに扱うと、ユーザーは後悔する。最も触ってはいけないのがAIのチャット履歴だ。~/.claude/projects、~/.codex/sessionsには、数ヶ月から一年分の会話が残っている。当時の思考、却下した方針、変更の理由。消したら終わりで、ある意味コードより価値がある。
クリーナーの良し悪しを見る素朴な方法がある。同じベンダーの製品2つを入れ、片方だけアンインストールし、ツールが共有ディレクトリまで差し出すかを見ること。差し出すなら所有関係を判定していない。誰の何かを言えなければ、バッチ削除は任せたくない。Moleは「消す前に見せる」が原則だ。スキャンし、各項目について何なのか、どこにあるか、サイズを付けて示す。一手間かかるが、間違って消さないほうが安全だ。AI開発の環境では、生成情報の量が昔と比べ物にならない。チャット履歴やモデルが消えると、取り戻しのコストが指数関数的に跳ね上がる。そういう時代だからこそ、ツール選びで「削除の瞬間まで考えたか」が問われるようになった。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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