「そもそも親にAIなんて必要ない」 65歳以上の生成AI利用、子世代の7割が拒否する理由
SHIFT AIは、65歳以上の親を持つ全国の30〜50代の男女723人を対象に「シニア×AIの意識調査」を実施し、その結果を発表した。最も目を引くのは、親に生成AIを使ってほしくないと考える子世代が69.3%に達したことだ。強く否定する層が37.8%、やや否定する層が31.5%で、賛成側の「使ってほしい」24.5%と「どちらかといえば使ってほしい」6.2%を合わせても30.7%にとどまる。調査では、理由や子世代自身の利用頻度、親に教える際の障壁なども示されている。
面白いのは、子世代が親の利用実態を正確に把握していない点だ。親が生成AIを使っていると答えたのは22.8%で、使っていないと思うは67.2%に上る。つまり子は「親は使っていないはずだ」と想定したうえで、「そもそも必要ない」と結論づけている。反対理由を見ると、「誤った情報を信じてしまいそう」が43.9%で最多だが、「そもそも親の生活にAIは必要ないと思う」が34.9%、「自分がサポートしきれない」が28.7%と続く。ここで引っかかるのは、不安の正体が親の能力ではなく、トラブルが起きたときに自分が尻拭いすることへの恐れに見えることだ。教える側も腰が引けており、教えるつもりも必要もないという回答が50.2%を占める。教えたいが自分では難しそうは15.9%で、教えられるほど使いこなせていないが34.3%あった。誰も教えず、誰も責任を持たない構造がそこにある。
中小企業の現場でも、まったく同じことが起きている。「AIは危ない」「うちには要らない」と言う人は多いが、その人が実際に触って確かめたことはないケースが珍しくない。明日からできるのは、AIの使い方を教える前に「誤情報を最終的に誰が確認するか」「入力してはいけない情報は何か」の二点を社内で一枚のルールにすることだ。反対の理由を言葉にできれば、導入の議論は半分済んだも同然になる。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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