日系SIerの「御用聞き」は流行りの「FDE」に花開くか? 日立が語る“時代の変化”
日立製作所でFDE(Forward Deployed Engineer)という職種が稼働し始めた。このAI時代の新職種は、顧客の現場に入り込み、AIを使いながら課題を解決する人材を指す。従来のSIerの「御用聞き」——要件を聞いて持ち帰り、後で提案するという受け身のプロセス——とは異なり、その場で課題を見つけ、実装を進める。日立の場合、1人が全て行うのではなく、コンサルタント・業界人材・AI人材のチームで対応。開発工程ごとに役割がはっきり分かれるのではなく、上流の設計段階からプロトタイピングを試行錯誤する。
「SIerの御用聞き体質は何十年も揶揄されてきたが、AI時代になってやっと転換の道筋が見えた」というのは意外と深い話だ。なぜなら、これまで顧客は「要件を明確に言える」という前提があり、SIerはそれを実装するだけで良かった。だが、業務が複雑化し、今ある課題の正体が見えにくい時代には、顧客も分かっていない。AIツールを現場に持ち込んで試行錯誤することで、初めて課題が可視化され、それに応じた実装ができる。日立のチーム型アプローチは、米Palantir型の1人完結FDEとの差異を示し、日本の「チームワーク文化」がこの時代にむしろ武器になることを示唆している。
DXやAI導入を相談する際、従来型の「最初に要件を決める」という古いプロセスを改め、「課題発見の伴走」をベンダーに求めることが重要に。その過程でAIツールの活用が当たり前になり、試行のサイクルが加速する。提案型から共創型へのシフトが、SIer選びの新しい評価軸になる。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
このニュースの全文は、配信元でお読みいただけます。 ITmedia AI+で元記事を読む →


