結論から

株式会社TOEは、案件ごとの「成果物」フォルダをGoogle Driveへ自動でミラー同期しています。rsyncベースのスクリプトをcronで定期実行する、それだけの仕組みです。

その同期ログ(sync_deliverables.log)を集計しました。結論はこうです。2026年5月28日から7月23日までの約57日間で、同期完了イベントは498回。1回あたりの対象は最大40社(クライアント)分。ログの総行数は88,472行。 この間、人は同期作業に一度も手を動かしていません。

派手さは何もありません。AIが何かを「考えた」わけでもない。ただ、地味なコピー作業を約500回、無人で続けられているという事実だけを、一次記録として残します。


用語を3つだけ

  • ミラー同期 … ローカルのフォルダの中身を、別の場所(今回はGoogle Drive)へ複製して同じ状態に保つことです。当社はローカル→Driveの片方向で行っています。
  • rsync(アールシンク) … ファイル同期の標準的なコマンドです。当社の同期スクリプトはこれをベースにしています。
  • 同期完了イベント … スクリプトが全案件を回り終えて「完了」とログに記録した回数です。今回数えたのはこの回数で、個々のファイル転送の成否まで数えたわけではありません(後述)。

実測値

項目
集計対象 同期ログ sync_deliverables.log
期間 2026-05-28 〜 2026-07-23(約57日間)
同期完了イベント 498回
1回あたりの対象 最大40社(クライアント)分
ログ総行数 88,472行

498回を57日で割ると、1日あたり平均8回強です。朝も夜も、人が会社にいてもいなくても、成果物フォルダはDriveへ複製され続けています。


この数字が実務で意味すること

同期の中身は、提案書のPDFや納品データといった「人に見せる完成品」です。これがDriveに常に複製されているおかげで、iPhoneや別のPCから、いつでも最新の成果物を開ける状態が保たれています。外出先で提案書を今すぐ見たいとき、誰かに送ってもらう必要がありません。

重要なのは、この状態がメンテナンス作業ゼロで57日間維持されていることです。「同期しておいて」と頼んだことも、「同期した?」と確認したこともない。仕組みが黙って回っているだけです。

自動化の記事は、導入した瞬間の華々しい話になりがちです。しかし本当に価値があるのは「動き始めた日」ではなく、その後、誰も見ていないところで何日回り続けたかのほうです。今回の498回は、その「その後」の数字です。


正直に書く点

数字をよく見せないために、数えていないことも書きます。

  • 今回数えたのは「同期完了イベントが498回あった」ことだけです。 個々のファイル転送・更新の厳密な回数や、失敗した同期の内訳は集計していません。だから「一度も失敗していない」とは言いません。言えるのは「完了の記録が498回残っていた」ところまでです。
  • 稼働している=完璧、でもありません。 この仕組みには過去、コードに書かれていない除外設定のせいで一部のファイルが同期されていなかった問題がありました。顛末は別の記録(コードに存在しなかった除外設定)に書いたので繰り返しません。回数が積み上がっていることと、中身が正しいことは、別々に確かめる必要があります。

関連する記録


まとめ

  • 成果物フォルダのGoogle Drive自動ミラー同期が、約57日間(2026-05-28〜07-23)で498回完了していた。対象は最大40社分、ログは88,472行、1日平均8回強。
  • この間、人は同期作業に一度も手を触れていない。別端末から最新の成果物を見られる状態が、無人で維持され続けた。
  • ただし数えたのは完了イベントの回数だけで、失敗の内訳は未集計。「一度も失敗していない」とは言わない。
  • 過去には動いていたのに一部が同期されていなかった問題もあった(既存記事参照)。回数と正しさは別物。
  • 自動化の価値は導入日ではなく、誰も見ていない間に何回回ったかに表れる。498回は、その一次記録。