5人が同じAIに話しかける開発は成立するか — Slack Code を触ってみた
Slackが8月に発表した「Slack Code」は、タスク専用のチャンネルを自動生成し、複数のエンジニアやPMが同じAIに同時に話しかけられる仕組みだ。実際に5人でハンズオンした結果、AIが要件を受け取り、ブランチを切り、3コミットまで進めた。ただし差分は3000行超。プルリクエストは出なかった。
AIの鬼が引っかかったのは、編集されているコードが見えない状態で実装が進むことだ。複数人から同時に指示が飛ぶと、AIは優先度をつけず「両方やるわ」と暴走する。その判断は当たることもあれば外れることもある。設定や前提の誤りをAI自身が報告してくることもあるが、複数人が喋っている場では確認が間に合わない。チャンネル名が動的に変わるのは親切なのだが、Slackの使い手にとっては記憶と現実がズレて邪魔になる。何より、コンテキストが「人」から「チャンネル」に移ると、エンジニアの個人的な判断基準が効きにくくなる。
この仕組みはエンジニアとビジネス職が一つのAIを監督する新しい体制を作ろうとしている。が、差分確認できないままに品質判定を迫られるという構造的な矛盾がある。導入する場合は、事前に「誰が最終的に差分をレビューするのか」を決めておくことが必須だ。さもないと3000行の外れたコードを検収することになる。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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