AIに「あれは入れないで」と直させると、なぜか本文に「入れてません」と書いてくる
AIに記事やコードを書かせたあと、「このフレーズは入れないで」と訂正すると、該当箇所は削除されるのに、代わりに「〇〇は入れていません」という説明的なコメントが本文に付け足される。ソースコードなら注釈として許容できるが、プレゼン資料やニュース記事の本文に余計なひとことが残るのは使い物にならない。この現象自体は多くの現場で経験されているが、その原因と対策を掘り下げた運用論が示唆に富んでいる。一般的な対策は「そういうコメントを書くな」と禁止指示を厳しくする方向だが、ここに指摘されるのは、それより根本的な設計の問題だ。AIは学習過程で、指示に対してどう応じたかを言語化する習慣がついている。問題は、その言語化の逃げ場がないことだ。チャットなら返信メッセージに「入れませんでした」と書けるが、成果物を丸ごと出力させるときは、AIが書ける場所がその成果物の中しかない。だから修正の痕跡が本文に漏れる。
対策の発想を反転させる。プロンプト側で禁止を強化するのではなく、AIに「判断を書いていい場所」を先に用意することだ。技術記事の場合、本文を書く前に「構成案」の段階を必ず挟み、ここに「除外・言い換えの判断欄」を別に作る。実装フェーズでは、この判断欄に基づいて本文を最初から言い換え済みの状態で生成させるから、事後修正がいらない。修正が必要になったら「直す」のではなく「該当段落を全量書き直す」。こうすれば、成果物には修正の痕跡が残らず、クリーンな完成形だけが出力される。中小企業がAIと記事や資料を作るとき、プロンプトより先に作業プロセスを整えることが、品質と効率の両立を左右する。設計書の段階で判断を固めておく癖は、AIとの協働でも、チーム開発でも、同じ原理で生きる。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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