『玩具開発室の3Dレシピ Extra』第3話:わずか1500円の自作3Dマウス(v1.0)誕生秘話と、置いてけぼりの開発主任
玩具プランナーが自分で 3D CAD 用マウスを作った。使っていた 3Dconnexion 社の SpaceMouse が故障し、買い換えようとしたら 4万3千円。重さは 450g で出張に持ち運べない。そこで決めた。「作ってしまえ」。Arduino Micro というマイコンボード(ATmega32U4搭載)を使えば、PC に USB で繋ぐだけで OS が自動的にマウスとして認識する。PS2型のジョイスティックとタクトスイッチを組み合わせ、わずか1500円・48g で完成させた。設計の工夫は、タクトスイッチを裏側に配置して人差し指トリガーにしたこと。これで親指に負担をかけずに、自然な握りで画面内のモデルをヌルヌル回転・拡大縮小できる。利き手には通常のマウスを持つ「両手操作スタイル」に特化した。
市場が「高くて重いもの」だけを提供し続けると、個人はDIYする。技術敷居を下げるのが電子工作の民主化だが、もう一段階先の現象が起きている。この著者は設計を AI エージェント化した。Fable 5(指揮塔)と Gemini(実装部隊)に「ワイヤレス化とボタン追加した v2.0 を設計してくれ」と指示すると、AI たちが「GPIO ストラッピングピンの干渉を避けろ」「BLE-HID と USB-HID の自動切り替え」といった議論を繰り広げ、ピンアサイン指示から基板レイアウトまで自動生成される。「特注ツールに依存する時代」から「自分の現場に合わせて設計する時代」へシフトしている。48g vs 450g の差は単なる重さではなく、「実務に使える道具」と「机の上の装飾品」の分かれ目だ。
製造業こそが AI × DIY の恩恵を受ける。工場の現場での「あ、こういうジグ・治具が必要」という要件を、AI に設計させて 3D プリンタで当日中に出力する——この短サイクルが当たり前になる時代が来た。既製品の納期や価格に左右されず、現場の裁量で作れるようになる。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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