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AIの判断依頼に「なんのこと?」となったので、案件を知らない別AIに文面だけ検査させる「前提ゼロゲート」を作った

AIの判断依頼に「なんのこと?」となったので、案件を知らない別AIに文面だけ検査させる「前提ゼロゲート」を作った(内容を表す図ではないイメージ画像)
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朝、来週の打ち合わせに備えてAIに案件状況を整理させたが、頭に入らなかった。過去数週間、調査も下書きも実装も記録整理もほぼ全部AIに投げていたから、ディテールは自分の記憶に一度も入っていない。速い代わりに、人に説明できなくなっていたのだ。その日の昼過ぎ、AIが顧客宛の連絡について判断を求めてきた。文面を見て「なんのこと?」と返してしまった。短い依頼文で、送ろうとする文面も現物も貼ってあったのに、それがどの往復の続きなのか分からなかった。

ここで重要な気づきが生まれた。「承認する人間が経緯を知らないのは、事故ではなく仕様だ」。知らないように設計したなら、知らない人が読む前提で文面は書かれるべきだ。AIが案件文脈を多く持っていると、いわゆる「知識の呪い」に陥る。自分が知ってることは相手も知ってると見積もってしまうのだ。最初は依頼文の冒頭に「いつ」「誰に」「何を」の三行だけ積むよう指示してみたが、チェックするたびに何かが足りない。毎回同じ種類の指摘をするのは、指摘する側の負けだと感じた。

そこで案件を一切知らない別のAIを立ち上げ、依頼文の本文だけを渡す実験を始めた。これを「前提ゼロゲート」と呼ぶ。このAIには、その文面だけでOKかNGが出せるか、指示語や既知扱いされた名詞句は何か、足りない情報は何か、要らない行は何か、30秒で読み切れるかの五問を投げる。このチェックを通した依頼文は、最終的にオレが読むのは前提三行と現物だけになった。重要な顧客対応の是非の判断も、それで完結する。中小企業で業務効率化にAIを導入する際、「最後にハンコを押す人が判断できる情報を整理する」という工程を作るかどうかが、AIツールが本当に使える状態になるかの分かれ目になる。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

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