AI時代に感じた危機感と、エンジニアがこれから考えるべきこと
プロトタイプツール(NoCodeやLoCodeプラットフォーム)を使って、非エンジニアが素早く「動く画面」を組み立てられるようになった。その完成した画面をクライアントに見せると、「これと同じ動きのアプリをエンジニアに作らせてほしい」という依頼が来る。画面が視覚的に仕様を示すため、従来の文章仕様書より認識のズレが少ないのは事実だ。だが、ここに大きな落とし穴がある。
プロトタイプが見た目8割、実態1割だという指摘の背景にあるのは、評価基準の転換だ。クライアント側が「見た目で完成度を判断する」ようになると、エンジニアが積み上げてきた価値—データベース設計、エラーハンドリング、セキュリティ、スケーラビリティ—がすべて不可視化される。AIツールで誰もが「完成品に見える画面」を作れる時代に、エンジニアの評価が「見た目の出来栄え」に回収されるようになれば、本質的な設計力や保守性といった力が報酬に反映されなくなるのだ。これが危機感の正体だ。
中小企業の経営者が気をつけるべきは、AIツールで素早くモックが作れる=本番実装も簡単というのは幻想だということだ。画面が決まったのは「仕様を確認した」に過ぎず、「あとは実装するだけ」ではない。むしろ「ここからが本当の設計の始まり」くらいの心持ちで、見た目の完成度と内部設計は別問題として扱わないと、後々の手戻りやセキュリティ問題で大きなコストが露出する。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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