Google Cloud Next Tokyo 2026 参加レポート
Google Cloud Next Tokyo 2026がエージェント一色だった理由は、単純な話だ。導入企業では既に使いこなしの段階に入ったから、今度は「乱立するエージェントをどう統制・運用するか」というガバナンスの壁にぶつかっている。SOMPOがグループ34,000人にエージェントを提供、市民開発で1万超の業務特化型エージェントを生み出した。Skyは導入5ヶ月で2万個が自発開発された。数字がそれを証明している。Googleが会議で繰り返し強調していたのは「チップからモデル、アプリまでフルスタックを自社で持っている」という一点だ。これは何を意味するか。エージェントの爆発的増殖に対応するには、プラットフォーム側がインフラからセキュリティまで全て自分たちで制御できる必要があるということだ。
AIの鬼から見ると、最も面白いのはここだ。わずか1年前は「生成AIをどう使うか」が議論の中心だったのに、いま大企業が頭を抱えているのは「勝手に作られるエージェントが多すぎて、誰が何を走らせているのか把握できない」という贅沢な悩みだ。Agent Identity、Agent Gateway、Agent Registryといった聞き慣れない管理機能が前面に出てきたのは、その証だ。一方、日本全体ではまだ70%がエージェント未活用。つまり、市場全体に非対称性が生まれている。先行企業は「作りすぎて困っている」一方で、大多数の企業は「まだ作る」段階に留まっている。
中小企業にとっての実務的な一手は、今から「正しく作る」という意識を持つことだ。制御設計を初期段階で組み込む習慣をつけておけば、後から統制コストで悩む確率が下がる。ただし、その前提として自社にエージェントを何個作るつもりなのか、どの部門で誰が管理するのか、最低限そこを決めておく必要がある。数が爆発する前に、枠を作ることが勝負だ。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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