AIエージェントとオレオレORMを作った話
AIエージェントと協力してC#向けのORMライブラリ「CobaltumORM」を開発し、8月9日から8月17日のわずか8日間で1.0.0をリリースしたという事例だ。SQLの直接記述とビルド時検証、結果型の自動生成を組み合わせた設計で、従来のEF Core(複雑なクエリのSQL確認が手作業になる)とDapper(エラーが実行時判明)の間隙を狙った。Claude Code(Fable 5)、Codex、Grok、GLM-5.2の複数のAIを役割分担で使用し、マイグレーション・型推論・Source Generator・CLIなど互いに依存しない作業を並列実行した。
この事例が示唆するのは「入力と出力が明確で、単体テストに落とし込みやすいなら、従来は採算が合わないと見なされていた小〜中規模ライブラリの自作がAIで現実的になる」という転換点だ。ただし同時に、AIの限界も率直に告白されている。ビルド時のパフォーマンス問題(クリーンビルド11.9秒)や、Fableクラスでも性能特性とインターフェース設計が両立する領域では「一発で良いコードを出してくれない」という本音である。つまり、AIは量産性で勝るが、トレードオフの判断と性能検証は人間が見張る必要がある。既存ライブラリの使い勝手に不満がありながらも「費用対効果が見合わない」で泣き寝入りしてきた中小企業にとって、これは転機だ。要件をテストに書ける領域の小ツールなら、自分たちで持つことが初めて採算に乗るようになった。自社の「痒い所に手が届く」ツールを、自分たちのペースで育てられる時代がやってきたということだ。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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