双日調査、Copilot導入企業の87.5%が「情報分散」を課題 「横断検索AI」に期待か
導入企業の78%が「カバーできている」と答えながら、同時に87.5%が「情報分散が課題」と答える。一見矛盾しているこの結果が、日本企業のAI導入の本質を映している。Copilot導入で検索性能は向上したかもしれないが、情報の整理・構造化が進まないまま、データが社内に散在している状態が続いているということだ。さらに96.2%が「横断的に検索・活用できるAI環境」による改善に期待しているという回答は、現在のCopilotでは不十分だという企業側の実感を示唆している。
AIの鬼の視点で注目すべきは、ここにMicrosoft Copilotの限界が可視化されたことだ。Copilotは確かに優れたAIだが、企業内の情報がSharePointやTeams、メール、各種SaaS、オンプレミスシステムなど複数の場所に散在していれば、それらを統合的に検索・活用するには情報整理が前提になる。つまり、AIの導入だけでは企業のデータ活用は進まない。この調査結果は、企業がAIに求めているのは「使える検索エンジン」ではなく「使える情報体系」であることを示唆している。換言すれば、多くの企業はCopilotという新しいツールを手に入れたが、使いこなすための情報基盤が整備されていないまま、その価値の一部しか享受できていない。
中小企業の実務担当者にとって教訓は明白だ。Copilotやその他のエンタープライズAIを導入する前に、社内情報の棚卸と最低限の構造化がなければ、費用対効果は上がらない。AIは道具であって、データが整理されていなければ、その道具は本当の力を発揮できないのだ。つまり、企業が今すぐ着手すべきは新しいAIツールの購入ではなく、既存データの整理である。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
このニュースの全文は、配信元でお読みいただけます。 ITmedia AI+で元記事を読む →

