AIの鬼
#新モデル ITmedia AI+

中国製AIチップのクラスタで「Opus 4.8並み性能」モデルを提供 話題のステルスモデルの正体は「GLM-5.3-Flash」

中国製AIチップのクラスタで「Opus 4.8並み性能」モデルを提供 話題のステルスモデルの正体は「GLM-5.3-Flash」(内容を表す図ではないイメージ画像)
イメージ

中国のAI企業Z.aiが「GLM-5.3-Flash」というモデルをMITライセンスで公開した。これまで「Ox Alpha」という名前で匿名提供されていたモデルの正体が明かされたもので、AnthropicのClaude Opus 4.8に性能が迫るとうたわれている。注目すべき点は、このモデルの推論が中国製AIチップのクラスタで実行されているという事実だ。総パラメータ数320億、アクティブパラメータ180億のこのモデルは、テキスト・画像・動画に対応し、コンテキスト長は最大100万トークンに達する。トークン当たりのコストは、米国のNVIDIA製GPUと同等の水準を実現していると報告されている。

この発表がもたらす衝撃は、「米国のAIチップに依存しない、最先端モデルの推論基盤が形成されつつある」ということだ。かつてはアメリカがAIの覇権を握る象徴として、チップメーカーとクラウドプロバイダーの独占状態が続いていた。だがその構図が崩れ始めた。中国製チップでも数万基規模のクラスタを組めば、米国製と同等のコスト効率で、最先端モデルを走らせられる。これは地政学的な米中競争の領域を超えて、単なるビジネスの話でもある。中小企業にとって選択肢が増えるということであり、ベンダーロックインのリスクが低下する可能性がある。AIプラットフォームの価格競争が本格化する前触れなのだ。

中小企業は今後、AIを選ぶ際に「米国製か、中国製か」といった国籍ではなく、コスト・性能・サポートの三軸で冷徹に判断する時代に入る。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

御社でもAIを使ってみませんか
まずはここから 御社でもAIを使ってみませんか? 御社の実際の業務を題材に、AIで何ができるかを一緒に考えます。 「ChatGPTの使い方」を教えるだけの研修ではありません。 AI研修・AI活用相談 →