生成AI利用率、情シスよりも高いのはあの職種だった
エンジニアが最先端だと思われているAI活用は、実は職種ごとに濃淡が大きく異なる。ラグザスの調査によると、生成AI利用率でトップを占めるのはマーケティング・営業職の65.1%。エンジニア・情シスは57.4%に留まった。一見すると意外に思えるこの結果は、しかし業界の構造をよく説明している。理由は単純だ。マーケティング・営業の仕事は「試行錯誤の連続」であり、一度の失敗コストが低い。文案作成、ターゲット分析、提案資料の改稿など、AIで「ざっくり試して、さっさと直す」という使い方が自然に合致する。
一方、エンジニア・情シスの領域では、コード生成や文書作成こそAIが得意だが、本番環境への導入には厳密な検証が必要であり、「とりあえず使う」という心理的ハードルが高い。ここで重要なのは「利用率の高低」が「実務効果の大小」を意味しない点である。エンジニアが慎重に使うAIは、一件の導入で組織全体に波及する影響力を持つ。一方、マーケティングでの多用は個別案件の効率化に留まることが多い。つまり利用率だけでは、真の効果は測れない。職種によって最適な使い方のペースが異なるということだ。
中小企業における示唆は明確だ。AI導入時に「全職種を同じペースで進める」という発想を捨てること。自社の業務特性に合わせ、試行錯誤しやすい部門から先行導入し、習熟を深めてから他部門に展開する戦略が効く。営業や企画なら早期の実導入で構わない。だが製造業の生産管理やシステム部門は「少数の大きな判断」を重ねるため、AIの使い手は慎重さを保ちながら、段階的に信頼を積み上げるべきだ。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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