NTT西日本、「まんが日本昔ばなし」の声をAIで再現 市原悦子さんらの語りを6言語に
9月9日、NTT西日本の音声技術企業VOICENCEカンパニーと愛企画センターが、新しい取り組みを発表した。昭和の名作「まんが日本昔ばなし」の物語を、故人の声でよみがえらせるというものだ。故・市原悦子さんと故・常田富士男さんの声をAIで再現し、多言語コンテンツに活用する。9月18日から麻布台ヒルズギャラリースペースで開催される展示では、彼らのAI音声を使った6言語(日本語、英語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語)のデジタルサイネージが設置され、「かぐや姫」の語りを多言語で体験できるようになる。
ここで重要なのは、技術的な巧さよりも、権利と信頼の枠組みだ。本発表では、このAI音声が「公認AI音声」であることが強調されている。つまり、生前の事務所や遺族との合意に基づいて制作され、利用範囲や用途を限定・管理するライセンス運用モデルを構築しているということだ。誰の声をAIで再現して、どこで、どう使うか。その判断が「権利者の意思」によって規制される枠組みが、これからのスタンダードになるであろう。無断生成から故人の声を守りながら、その文化的遺産を継承するという、非常に現代的なテーマが浮き彫りになっている。
中小企業にとっても他人事ではない。創業者の音声、故人の社長のメッセージ、長年の顧客対応で培われた特有のトーン——こうした「情報資産」を、どう保全し、どう継承するか。今後、企業が故人や退職者の声や映像を事業に活かしたい場面が増えるだろう。その時に必要なのは、単なる技術力ではなく「誰の資産を、どう扱うか」という倫理的で法的な判断フレームである。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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