AI動画の外注費は「完成尺」で見積もると半分以下に外れる(機材109万の回収試算)
AI動画を民生GPU 1台で製作している立場からよく聞かれる質問が「外注した方が安いのでは」というものだ。答えは「焼く量による」のだが、多くの人がこの見積もりを半分以下に外している。理由は単純で、外注は「完成した尺」ではなく「焼いた尺」に課金するからだ。実際、3分強のMVを1本作った実測データを見ると、最終的な納品カットは36本だが、実際に生成したのは74本だった。焼いた映像の合計は約400秒で、完成尺の2.08倍に達する。差の208秒は採用されなかったテイク──構図が破綻した、手が崩れた、動きが止まった、色が飛んだといった失敗作だ。ここまで外注なら全て課金される。つまり最初から「3分のMVを外注したら3分ぶんの料金」という前提が間違っている。見積もるべきは完成尺ではなく焼いた尺であり、2倍で見ないと見積もりは最初から半分になるわけだ。機材投資109万円(GPU 85万 + Mac 24万)に対し、電力コストは1秒あたり38.32円。つまり焼いた映像が累計8時間に達した時点で、機材代は回収される。月6本、高解像度で作るなら稼働率はわずか13%で、GPU も電気代も余る。律速は人の確認ゲート(絵コンテ承認、マスター決定、QC)だ。ただし重要な注釈として、この判断は「解像度」と「繰り返し頻度」に依存する。最安の480p階層で外注と比べると、回収は15年かかり、話は全く反転する。「外注 vs 自前」の意思決定は単一の答えを持たない。試行錯誤が前提の工程(新企画、実験的な映像)には自前の方が実は安いが、1本作って終わり、低解像度で十分という用途なら外注が合理的だ。中小企業が判断するときは、必要な解像度、年間の製作本数、試行回数の許容度を並べてから、どの階層と比べるかを決めることが先決だ。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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