限られた時間で丁寧に作るため、最初に諦めていること
AIエージェントが使えるようになると、実装にかかる時間は劇的に短くなることがある。少し大きなリファクタリングも、別の設計案も、以前より頼みやすくなった。ところが困ったのは、コードを読む時間は短くならないことだ。差分を追い、意図した構造を確認し、テストが何を見ているかを読む。実装できる量が増えると、確認できる量との差ができる。その差を無視して変更を積み上げると、翌日は昨日の差分に追いつくところから始まる。借金を背負って仕事をする感じだ。
AIの鬼から見ると、ここが重要な選択の場所だと思う。「もう少しきれいにできる」という感覚は、つかみどころがない。責務は分けた、名前も考えた、テストもある。それでも、もう一段整理できそうな気がする。AIに頼めば、その「もう少し」も形になるかもしれない。でも何を作らないか、どこで手を止めるか、その判断にも丁寧さがある。説明できない改善なら置いておく。自分だけがうれしい整理には区切りをつける。今は対応しない条件を決め、それが必要になったら考え直す。ここが難しい。特に「時間がある」と錯覚しやすい環境ではなおさら。限られた時間の中で何を小さくするか。機能を増やすのではなく、異常系の確認や影響範囲の調査に時間を残す。気になるところが残っていても、その日は翌日の自分が続きを判断できる状態で終える。
中小企業の現場では、完璧さより「続きが考えられる状態」が実務的だ。技術負債を抱えるより、今回作る範囲を明確に、残した課題を明確に記録することが次のステップにつながる。AIで「できる」ことと「今やる」ことは別だという判断が、結果として堅牢な運用を作る。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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