AI組織を1人で運営する(3)子セッション非同期通知プロトコル
連載の第3回は、親セッションが子セッションに仕事を委譲したときの連絡方法を扱う。ハーネス(~/.ryoko/で動くゲートウェイ)では、wait・sleep・ポーリングを禁止している。子を spawn したら親はその場でターンを終え、子が返信するとゲートウェイが親に「従業員が返信した」と通知する。親は通知を受けて初めて、最新のメッセージだけを読む。手順は6ステップにまとめられ、通知のたびに会話履歴全体を読み直さないことが求められる。 面白いのは、「待つ」を設計から消している点だ。多くの人は、親が子の完了を待つ構造を自然に作る。しかしそれは、親のコンテキストに子の試行錯誤を毎回積み込むことになる。記事の実測では、子の中には22万トークンを超えるコンテキストを抱えるものもある。親は複数の子を順に相手にするので、待つ構造は親を先に枯らす。つまり「待たない」は省力化ではなく、親の記憶を守るための判断だ。部下の進捗を何分おきにも聞きに行く上司は、部下の手を止めるだけでなく、自分の頭も使い切る。その構図に近い。 中小企業で社内AIを複数の作業に分けて回すなら、「完了したら知らせてもらう」仕組みを先に決めておく。結果を取りに行く運用は、件数が増えた途端に確認作業と費用が膨らむ。加えて、通知を受けたら最新の数件だけを確認する、という運用ルールを一文で社内に書いておくとよい。ルールが一文で書けないなら、その業務はまだ分解が足りていない。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
このニュースの全文は、配信元でお読みいただけます。 Zenn AIで元記事を読む →


