誰か代わりに俺の記事を書いてほしい
編集作業をAIに任せるなら、まず「自分の編集スタイルとは何か」を言語化する必要がある。筆者は、自分がZennに書いた11本の記事をAIに読み込ませ、句読点の使い方、見出しの付け方をコードで数値化して分析した。その結果から「こういう文体で書いて」という定性的な指示ではなく、句読点の間隔は何字か、見出しは何語か、という定量的な仕様書を作ったのだ。興味深いのは、その仕様書作りの過程自体にAIを使っているという点。つまり「AIに書かせるためにAIで標準化を設計する」という、一層深い活用になっている。
だが現実は、その仕様書が形になるまでに何度も書き直しが必要だった。これがポイントだ。世間では「AIに任せれば手間が減る」というイメージが先行しているが、実際には「何をAIに任せるか」を決めるプロセスがむしろ手間がかかる。編集というのは、実は暗黙知の塊で、それを形式知(仕様書)に変えること自体が、従来の編集業務以上に思考力を要する。言い換えれば、AIの登場は編集業の仕事を減らすのではなく、「何を本当にやりたいのか」を問い直させる。
業務設計の観点からは、「部下にこの作業を任せたいが、なぜ任せられないのか」と同じプロセスが、AIに対しても必要だということ。曖昧な指示で成り立っていた業務は、実はそれ以上に細部が重要で、その細部を明確にしないまま自動化しても失敗する。逆に仕様書が完成すれば、その後は本当に手間が減る。中小企業が自社業務のAI化を考えるなら、このプロセスを惜しまないことが成否を分ける。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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