GASのWebアプリからChrome内蔵AIを呼ぶ。封じているのはiframeのallow属性で、抜け道はsandbox属性にあった
GAS(Google Apps Script)のWebアプリからChromeに内蔵されたGemini Nanoを呼ぶと、必ず「unavailable」が返る。同じChromeでもトップレベルで叩くと「downloading」が返るため、ブラウザはAIを持っているのに、GASの画面だけが締め出されている状態だ。原因は、Googleが生成するiframeのallow属性にAI系のPermissions Policyが1つも入っていないことにある。記事の筆者は、この扉を閉めたGoogleが、sandbox属性のallow-popups-to-escape-sandboxという別の扉を開けたままにしていた点に着目した。 AIの鬼が面白いと思うのは、この抜け道が正面からの解決ではなく、仕様の隙間を突く手法であることだ。iframeの中から開いたポップアップはsandboxの制約を引き継がず、同一オリジンのままトップレベルとして動く。トップレベルなら内蔵AIが解禁されるという理屈である。ただし、これは裏技だ。Google Workspaceの Google Developer Expert である Martin Hawksey 氏は、2025年8月にsetIframeAllowの追加を求めるgistを公開したが、記事の執筆時点でも実装されていないという。Googleが直す前提で組むと、いつ壊れるか分からない。ボタンを押した直後に空タブを開くという作りは、今のGASでは正攻法より回り道のほうが早いという現実を示している。 実測値も現実的だ。推論は2回目以降で886ms、初回はモデルの読み込みで数秒から1分かかる。レシートの文字読み取りは約10秒だった。GPUのVRAMが2GBでも動いた例はあるが、Chrome内蔵AIの要件はVRAM 4GB超、またはメモリ16GB以上と4コア以上のCPUとされている。外部APIもAPIキーも課金も要らないのは、社内ツールを手早く作りたい中小企業にとっては利点だ。ただし、アドオンのサイドバー内で完結させる用途には使えず、利用者のPCの性能に依存する点は導入前に必ず確認しておくべきだ。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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