AIの鬼
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AIは自動化できる。しかし、その出力を確定値として扱ってはいけない

AIは自動化できる。しかし、その出力を確定値として扱ってはいけない(内容を表す図ではないイメージ画像)
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ある企業の業務フローで、こんなことが起きていたという。製品ごとにソフトウェア提供の要否を判定する質問表があって、その一部をAIが自動入力していた。一見、効率化で良さそうに見える。だが問題は、AIが生成した値が人間の確認値と同じ形で記録されていたことだ。空欄なら「ここは判断が必要」と分かるが、値が埋まっていると「誰かが確認した」と思い込まれてしまう。結果、AIの推論→自動入力→確認済みと見なされる→後工程で確定値として使用、という構造ができあがっていた。

これはAIの精度問題ではない。確率的に出力を生成するAIは、もっともらしい誤りを犯す。その時、AIの出力と人間の判断が見た目で区別できなくなれば、誤りは後工程で初めて気づくか、あるいは気づかずに流れてしまう。デジタル化が進むほど、こうした「自動化」と「品質保証」の混同は罠になる。スピードと正確さは別の問題だからだ。

中小製造業の現場でも同じ誘惑が増えている。AIで検査を自動化する、生産管理を自動化するといった試み。その時、大事なのは、AIの出力を候補値として扱い、人間が明示的に判断・確定する工程を設計することだ。誰が、いつ、何を根拠に判断したのか。その記録を残す仕組みを作れば、後から「あの時なぜそう判断した」と追跡できる。AIは判断の相棒だが、判断そのものを丸投げする道具ではない。自動化できる作業と、人間が責任を持つべき判断は別なのだ。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

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