#8 4,395行のダッシュボードを、40行にした日 — Markdownとシェルだけで作るAIチームのカンバン
Claude Code 6体のマルチエージェント「Lady's servants」の運用で、4,395行に肥大したMarkdownのダッシュボード・ファイルを、40行のインデックスに縮小した。その背景にあるのは「記録体系の再設計」だ。
エージェント運用が破綻する原因は、通信でも権限でもなく、ほぼ決まって記録だ。このプロジェクトの場合、運用初期には完璧に機能していた dashboard.md が、5ヶ月で338KBに育つという形で破綻した。なぜか。1枚の Markdown に「現況ビュー」「履歴」「詳細記録」という3つの役割を兼ねさせたからだ。複数の役割を1ドキュメントに詰め込めば、3つとも中途半端になる——これは組織のドキュメント管理でも同じだ。解決策は単一情報源化。作業ごとに specs/ ディレクトリの独立したファイルを置き、frontmatter で id・status・owner・判断待ちの内容を構造化した。ビューは生成する。シェルスクリプト board.sh が frontmatter を走査して、status 列のカンバンを自動生成する。誰も手で更新しない。整合性は pre-commit フックが守る。
AIエージェント運用で記録が肥大する理由は、テキストが「追記に適した形式だから」だ。でも追記は毒。本当に強い記録体系は「同じ情報を2箇所に書かない」「ビューは生成物にする」「生成物は手で編集しない」という3原則で設計される。中小企業がエージェント運用に入るなら、業務ルールより先に、この記録の機構を決めるべきだ。最初のうちは「いま何が進行中か」を把握するのに Markdown で十分だが、3ヶ月を超えたら構造で規律を作らなければ、情報が埋もれて判断コストが爆発する。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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