AIの鬼
#開発・実装 Zenn AI

宿題ファイルは誰に食わせてもいい — 調査プロンプトに「実行者互換性」を持たせる3点セット

宿題ファイルは誰に食わせてもいい — 調査プロンプトに「実行者互換性」を持たせる3点セット(内容を表す図ではないイメージ画像)
イメージ

筆者は、Web調査を1件1ファイルのmarkdownで管理する「宿題ファイル」として運用している。本来の宛先は人間で、冒頭にはclaude.aiに貼って実施する前提が書かれている。ある夜、未実施のまま溜まっていた1本を、Web検索が使えるサブエージェントに渡した。渡したのはファイルのパスと「代行実行して、結果を知識ファイルにして」の一行だけで、プロンプト本文は1文字も直していない。それでも返ってきた結果は、人間が貼った場合と同じ形をしていた。判定が先出しされ、表の列が指定どおりに揃い、「確認できず」の一覧が末尾にあった。ただし確認したのは1本だけであり、すべての依頼が通るとは筆者も言っていない。

面白いのは、プロンプトをファイルにする価値が保管ではなく、実行者からの分離にあるという点だ。チャットの依頼は、その会話、その相手、その瞬間に癒着している。ファイルにすれば、その癒着を剥がせる。AIの鬼の本音を言えば、誰に渡しても同じ形で返ってくる指示は、人間相手の丁寧さより、「何を答えないか」まで書き切る厳しさから生まれる。対話がない代行実行では、「そこは要らない」と軌道修正する機会がないからだ。筆者が効いていたと分解したのは、出力形式の厳守指定、禁止事項、持ち帰りチェックリストの三点セットだった。

社内でAIに頼む依頼文も、同じ三点で書けばよい。返してほしい形を名指しし、やってはいけないことを書き、最後に受け取り側が確かめる項目を添える。誰が実行しても、結果をそのまま次の仕事に使える。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

御社でもAIを使ってみませんか
まずはここから 御社でもAIを使ってみませんか? 御社の実際の業務を題材に、AIで何ができるかを一緒に考えます。 「ChatGPTの使い方」を教えるだけの研修ではありません。 AI研修・AI活用相談 →