AIの鬼
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「AIを使う」という一段階が、思考から消えていた

「AIを使う」という一段階が、思考から消えていた(内容を表す図ではないイメージ画像)
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高校生の息子がAIを使う様子を見て、著者は驚いた。複数のAIに役割を持たせる遊びを聞いて「アプリにできそうだね」と勧めたら、その仕組みをSNS上のリアル現象と接続して、観測装置に変えてしまった。著者自身もAIをよく使うが、自分の思考プロセスは「元のアイデア→AIで実現」。一方の息子は「AIを含んだ仕組み→次に何と接続するか」という発想をしている。つまり、思考の出発点が違う。著者には「AIがない世界」が基準値として残っており、無意識のうちに「AIを追加する」というステップを踏んでいる。だが息子にはそのステップが最初からない。AIがあることが前提で、その上に何が乗せられるかから考え始める。

これは年齢の差ではなく、思考のOSの差だ。Web検索が「検索しました」という意識なく使われるようになったのと同じプロセスが、AIでも起きている。かつて「検索する前にまず自分で考えろ」と言われた時代があったが、今そう言う人はいない。検索は環境化した。AIもそうなる。企業の現場で「若手がAIでいきなり実装してくる」と戸惑う管理職は多いが、その違和感の正体がここ。「まず基礎を学べ」「まず要件定義をしろ」は、自分たちがそうしてきたからの自然な声だが、それは「AIない時代のOS」の指示だ。

若手が見ているのはその先だ。理解してから作ると試行錯誇が遅い世界では、作りながら理解して次へ進む方が、結果として品質も速度も上。大事なのは「AIを使ったか」ではなく、その上に何を乗せたか、何を選び何を捨てたかを見ることだ。上の世代が持つ「品質を見る目」「リスク感覚」「失敗経験」は消えない。それは世代を越えて価値がある。ただし、渡すべきなのは「昔の手順」ではなく「判断基準」だ。なぜこの確認が必要なのか、何を軽視してはいけないのか。その基準さえ伝われば、若い世代は自分たちのペースで、その先を走る。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

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