General Catalyst、River AIへの11億ドルラウンドをリード
xAI共同創業者のIgor Babuschkinが新しく立ち上げたRiver AIが、わずか2ヶ月で11億ドルのシード・シリーズAラウンドを調達した。General Catalystが主導し、Nvidia、AMD Ventures、Y Combinator、Temasekが参加した。数字だけ見れば驚異的だが、River AIのビジョンを読むと、現在のAI産業への明確な異議が見える。Babuschkinは「言語モデルを訓練する方法そのものを再発明する」と宣言している。これは普通の「新しいAPI」ではなく、AIモデルのパラダイムシフトを狙うものだ。
他社のAIラボが「人間の労働を置き換えるエージェント」を目指す中で、River AIは「個人が自分で訓練できるAIエージェント」を目指している。「Guardian Angel」という表現通り、所有可能で個人用にカスタマイズされたAIという未来像だ。最初の製品はAPIだが、ユーザーが強化学習やLoRA ファインチューニングで「自分たちのモデル」に改造できる仕組みになっている。プロンプト工学に頼らず、モデルそのものを自分たちのものにするという発想が背後にある。
この背景には、エンタープライズ企業が「AIベンダーロックインを避けたい」という切実な希望がある。オープンウェイトモデルの台頭で「クローズドなモデルだけに頼るのは危険」という認識が広がっている。実際、「15~20分でエンタープライズグレードの強化学習を実行でき、クローズド型の2~4倍の費用削減」という売り文句は、AIコストの急騰に苦しむ企業にとって強い響きを持つ。中小企業への直接的な影響はまだないが、業界トレンドとして「大規模AIを買って使う」から「自分たちの環境に合わせて作る」へのシフトが本格化していることを押さえておく必要がある。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
このニュースの全文は、配信元でお読みいただけます。 TechCrunch AIで元記事を読む →

