お盆休みは、Excelの道具の手入れをしています ── 郵便番号まわりが見違えた話
某月某日、ある人物がお盆休みに自分で作ったExcelアドインの改造に取り組んでいた。テーマは郵便番号だ。12万4513件の全国郵便番号データを抱える表があり、そこから住所を打ち込んで郵便番号を逆引きするマクロを動かしていたのだが、その性能を一気に改善したというのだ。何をしたのか。データをメモリに常駐させ、毎回のファイル読み込みを削除し、初回だけメモリに乗せたあとは参照し続ける方式に変えた。さらに県別フィルター機能を追加し、ボタン一発でデータを自動更新できるようにした。これまで県別に落としてきた手作業が、消えたということだ。
AIの鬼が注目する視点は、この人物の仕事の進め方だ。ChatGPTやClaudeといったAIの登場で、「何を作るか、AIに丸投げする」という傾向が強まっている。だがこの人物は違う。何を作るかは自分で決めて、実装の部分だけをAIに頼み、完成したら実物で確かめる。気に入らなければ注文をつけ直す。たとえば「毎回のファイル読み込みが遅い。メモリに置いたほうがいいだろう」という指摘は、人間の側からの注文だ。その判断をもとにAIが実装する。結果として、処理速度は劇的に改善した。これはAIの時代の、正しい使い方の一例だ。完全自動化ではなく、人間と機械の分業である。
中小企業の実務担当者は、この例から何を学べるか。それは「既存ツールの中での小さな改善の蓄積が、仕事のスピードを大きく変える」という現実だ。この人物は、Excelという既にあるプラットフォームの中で、少しずつ機能を足し、性能を上げてきた。大規模なシステム刷新ではなく、手元の道具を使いこなすレベルでの工作である。こうした取り組みは、AIの助けを借りれば、それほど難しくない。自分たちの仕事に「あったらいいな」という機能が思いついたら、それを実装するコストは、AIの時代には大きく下がっている。郵便番号データの自動更新にせよ、県別フィルターにせよ、実装自体は数時間の仕事だ。その数時間を月に何十回も節約できれば、年単位で見ると莫大な時間が浮く。それが本当のAI活用である。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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