嫌われてもやめられないAI
AIへの好感度は急落している。米国ではAIが自分たちにネガティブな影響を与えると考える成人が、ポジティブと考える人を上回った。スタンフォード大学の調査では、世界中の半数以上がAI製品に不安を感じている。スタンダード&プアーズのギャロップ世論調査では、71%の米国成人がAIデータセンターの建設に反対し、核発電所の反対率53%を大きく上回った。AIの人気度はICE(内燃機関)未満だ。
なのに、ChatGPTは5月時点で10億月間ユーザーに達し、Googleの Geminiも9.5億ユーザーに迫る。米国人の半数が今、チャットボットを使っており、2023年比で2倍以上だ。この矛盾——嫌われているのに、使い続ける——をSpringboardsのCEOは「自己嫌悪的なAI企業」という言葉で表した。AIの鬼としてここに注目したいのは、人々が本当に嫌っているのは『技術そのもの』ではなく『企業が技術を押し付けてくる方法』ということだ。生成的変化への不安、コントロール感の喪失、選択肢がない感覚——これらは20年前のソーシャルメディア時代に見たパターンと同じである。ただ違うのは、この時点でまだ逆転可能だということ。全米50州が2,100以上のAI規制法案を提出・可決し、オープンソース選択肢も存在する。規制とオープンソースの両面から、大手企業による「一方的な支配」に対抗する道が残されている。
中小企業の実務には、この心理的な矛盾が極めて重要だ。AIツールを導入するなら『何が本当に嫌われているのか』を理解した上で、『ユーザーに選択肢と透明性を与える』設計にすることが、顧客信頼を保つ最後の砦になる可能性がある。また、オープンソース・モデルの検討も視野に入る時代が来ている。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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