AIの鬼
ITmedia AI+

顧客の反応、意思決定にどう反映させる? Zoomの取り組みから「AI×CX」の進化を探る

顧客の反応、意思決定にどう反映させる? Zoomの取り組みから「AI×CX」の進化を探る(画像: ITmedia AI+)
画像: ITmedia AI+(配信元より)

Zoomは単なる「ビデオ会議ツール」の看板を下ろし始めている。なぜなら、顧客対応(CX)のすべてがZoomの上で行われるようになったからだ。営業、カスタマーサポート、オンボーディング、フォローアップ。これらのやり取りはZoom上の映像・音声・テキストデータとして蓄積される。つまり、Zoomは「企業と顧客の関係」を知る最強のデータソースになった。Zoomが「AI×CX」を標榜するのは、この蓄積データをAIで分析し、顧客の感情・意図・次のニーズを自動検出する戦略である。

「CXの4つのステップ」という枠組みも、Zoomが顧客データから学習したパターンだろう。従来のCRM(顧客関係管理)は、営業や事務スタッフが手入力したデータで成り立っていた。ところがAIが登場すると、映像から顧客の困惑や満足度を読み取り、テキストから潜在的な不満を抽出し、次のアクションを自動提案できるようになる。つまり、企業と顧客の関係は、人間による解釈から「AIによる自動分析」へシフトしている。この流れの中で、人間の営業担当者やカスタマーサポートは「AIの判断を実行する実務者」への降格も起こりうる。

中小企業にとっては、Zoomなどの動画ツールを使う度に、その記録が企業側のAI学習素材になりうることを認識しておくべきだ。顧客との対話は単なる「1回限りのやり取り」ではなく、企業のAIモデルの訓練データになる。その上で、カスタマーサポートの仕組みを「人がいちいち対応する」から「AIが提案し、人が確認する」という体制に切り替えるなら、生産性は上がるが、対応の多様性は失われるかもしれない。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

御社でもAIを使ってみませんか
まずはここから 御社でもAIを使ってみませんか? 御社の実際の業務を題材に、AIで何ができるかを一緒に考えます。 「ChatGPTの使い方」を教えるだけの研修ではありません。 AI研修・AI活用相談 →