SlackやTeamsで「辞めそうな社員」が分かる? 退職予兆を探るAI登場
会社を辞めようとしている社員は、どうやって見つけるのか。これまで企業は面談やアンケートで気持ちを聞いてきたが、本音を言わない人は言わない。そこでREXという企業が9月25日に打ち出したのが、SlackやTeamsのメッセージログと勤怠データから退職やメンタル不調の兆候を自動判定するプラットフォームだ。返信が遅くなった、ダイレクトメッセージの比率が増えた、特定チャンネルへの投稿が減った、といった細かい行動パターンを捉える。さらに、それが「転職に向けた準備なのか」「過労による疲弊なのか」を二つのタイプに分けて表示する。
だが、ここで引っかかる。退職予兆をAIに見つけてもらう必要がある組織というのは、本来なら上司が1対1で気づくべき信号をまったく捉えていない状態を意味している。チャットツールは「つながっている」という幻想を与えるが、実は返信の遅さや無言化といった危険信号が見えなくなっている。それを人間の目で拾うのではなく、AIに託すしかないというのは、組織のコミュニケーション密度がここまで落ちていることの白状だ。道具の問題ではなく、人間関係の問題である。
現実的には、部下の数が多い管理職やリモートワーク中心の職場ほど、このツールは役に立つだろう。ただ、退職予兆を捕捉することより、なぜ予兆が出るまで気づかないのかを組織として問い直す方が先だ。数字が見える前に、人の声が聞こえる環境を作ることの方が本質的である。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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