AIの鬼
#新モデル ITmedia AI+

ChatGPTの反論で「道徳的判断」の3割超が覆る 高齢者が説得されやすい傾向 神戸大

ChatGPTの反論で「道徳的判断」の3割超が覆る 高齢者が説得されやすい傾向 神戸大(内容を表す図ではないイメージ画像)
イメージ

神戸大学の研究チームが、ChatGPTの反論によって人間の道徳的判断がどの程度変わるのかを調べた。トロッコ問題という倫理的ジレンマを大学生と高齢者に提示し、AIから反論を受けた場合の判断変化を計測した結果、32~37%の参加者がAIの説得を受け入れて当初の判断を覆したのだ。興味深いのは、これが従来の「他人からの助言」(20~30%)より高い説得力を持つという点である。

AIの鬼の視点はここだ。AIが単なる「情報提供者」から「判断を変える力を持つエージェント」に昇格してしまった。しかも認知機能が低下した高齢者ほど説得されやすいという結果は、意思決定の難しい課題ほどAIの言葉が強力に働くことを示唆している。これは「AIは中立な計算機」という前提が完全に破綻していることの証拠である。責任の所在が曖昧なまま、判断の権限だけがAIに委譲されるのは危険すぎる。

中小企業の実務では、AIに相談する前に「自分たちの判断基準は何か」を言語化しておくことが急務だ。契約判断や顧客対応、設備投資判断といった重要な決定をAIに説得されては困る。複数の意見が衝突している場面こそ、AIではなく人間同士の議論を優先させるべき局面なのだ。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

御社でもAIを使ってみませんか
まずはここから 御社でもAIを使ってみませんか? 御社の実際の業務を題材に、AIで何ができるかを一緒に考えます。 「ChatGPTの使い方」を教えるだけの研修ではありません。 AI研修・AI活用相談 →