OpenAIが明かす、ユーザーはChatGPTを「こう使っている」
OpenAIの分析で、ChatGPT利用者の61.5%が「自分の職種では扱わない業務」をChatGPTで片付けていることが明らかになった。営業が技術資料を書き、エンジニアが営業向けの説明資料を自分で作成する。OpenAIはこの現象を「タスクの越境」と呼んでいるが、言い換えれば職種の境界線がAIで曖昧化しているということだ。
従来、企業の分業は「営業部と企画部」「技術部と事務部」といった職種ごとの専門分化に頼ってきた。それぞれが自分の役割に専従することで、個人の生産性を最大化してきたわけだ。ところがChatGPTが個人に汎用的な言語能力を与えた瞬間、その分業構造は崩れ始めた。営業だから営業文書だけ書く必要がなくなり、必要に応じて技術資料も書く。この「越境」は見方によっては組織の効率化だが、もう一つの読み方もある。個人の生産性フロンティアが拡張したことで、組織の構成員配置が最適化されていない状態が生じ始めたのだ。営業が技術資料を書く能力を手に入れた今、その営業に本当は何人分の事務作業をさせるべきなのか。既存の職務分掌表は、AIを前提にしていない。
実務レベルでは、この「越境」にどう対応するかが経営課題になる。従来通り「営業は営業、技術は技術」と縦割りに指示を出せば、AIで広がった個人の能力は組織には活かされない。かといって「何でもやれ」と放置すれば、本来注力すべき職務がおろそかになりかねない。AIの時代に組織の職務分掌をどう再設計するか。その問いが、OpenAIの調査データから浮き上がってくる。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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