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NECが明かす「AIだけの部署」の実態 AI同士で1on1、ストレスチェックで“悩み”も可視化

NECが明かす「AIだけの部署」の実態 AI同士で1on1、ストレスチェックで“悩み”も可視化(内容を表す図ではないイメージ画像)
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8月1日、NECが「コーポレートAI・Workforce部門」という新しい組織を立ち上げた。ここでは部門長もマネジャーも一般社員も全員がAIである。AI部門長が組織を統括し、AIボード(CxO機能)が経営戦略や財務を議論し、AIマネジャーが品質管理を担い、AI社員が実務をこなす。社内の実証実験では、役員会議向けの経営分析やシミュレーション、リスク予兆検知を担当し、従来の約7分の1の時間で業務を完了したという。さらに興味深いのは、人間の従業員向けに培ってきた人事制度をAIにも適用している点だ。オンボーディング時に社内規定や行動規範を組み込み、AI同士で1on1ミーティングを行い、定期的に「ストレスチェック」(タスク遂行環境が整っているかの確認)を実施している。

ここで引っかかるのは、NECがなぜこのような「人間ぽい」ことをAIにするのかという疑問だ。AIは疲れないし、給与も要らず、法的保護も不要である。つまり、1on1やストレスチェックは、人間のための制度ではなく、AIの信頼性を高めるための仕組みだということ。言い換えれば、AIを「ツール」ではなく「従業員」として扱うことで、システムの透明性と一貫性を確保しようとしているのだ。「人に対して作ってきた仕組みと同等のものを当てはめている」という説明は、単なる比喩ではなく、AIを組織の一部として本気で組み込む覚悟を示している。背景にあるのは2030年に向けた「AIネイティブカンパニー」への移行戦略だ。これまで知見が個人に蓄積されてきたAI活用を、組織全体の資産として体系化しようという意図が透ける。

中小企業にとって直接適用は難しいかもしれないが、示唆は大きい。「AI導入」という掛け声だけでなく、AIを組織の階層構造に組み込み、責任と権限を明確にする設計が、今後のスタンダードになっていく可能性がある。7分の1の業務時間削減は、単なる自動化の成果ではなく、AIを「使いこなす組織設計」の結果なのだ。その組織を運用するための工夫が、人間らしさを装うことではなく、AIの動作を可視化し、改善ループを回すことだという点が重要である。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

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