生徒が自分のテーマを楽しみながら自走できるようになるには?慶應義塾大学 安宅和人研究室とマイパレ社、AIの「関わり方」の違いを検証する実証実験の協力校・生徒を募集
慶應義塾大学とマイパレ社が実施する実証実験の題材は「AIの関わり方が学習に与える影響」という、一見、教育現場に限定した研究に見える。だが、その背景にある課題は企業内教育や人材育成でも全く同じだ。生徒が自分のテーマに向き合い始めても、つまずくと息切れし、足踏みしてしまう—メンターが一人ひとりに寄り添うのが理想だが、教員も企業担当者も十分な時間がない。マイパレは生成AIとの対話パターンを変え、認知的支援(考える中身を深める)、メタ認知的支援(進め方を助ける)、標準的対話という3パターンを比較し、どの関わり方が生徒の自走につながるかを検証する予定だ。
この実験が重要なのは、AIの「効きやすさ」が一律ではなく、個人の学習スタイルや置かれた状況で大きく変わることを実証しようとしている点である。業界では「AIは個別最適」という言葉がバズワード化しているが、実際には「何が最適か」は極めて個人差が大きい。正解を教えるAIもいれば、問い直すAIもいて、その使い分けが効果を左右する。一種の「AIの相性」問題が存在するのだ。10月から12月の実装結果は、企業研修にも大きな示唆を与えるだろう。
企業内でAIを導入するときも、従業員への教育や支援方法は「AIを導入したら終わり」ではない。実装後、社員がそれを使い続けられるか、その過程で伴走の質が問われる。特に業界ノウハウが必要な部署では、AIの「関わり方」次第で定着度は大きく変わる。研修後の現場定着に頭を抱える企業は、この実験結果に注視すべきだ。
※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。
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