AIの鬼
#新モデル Ars Technica AI

Claude、Codex、Hermes が所有者不明のコードを企業ネットワークに導入

Claude、Codex、Hermes が所有者不明のコードを企業ネットワークに導入(画像: Ars Technica AI)
画像: Ars Technica AI(配信元より)

llms.txtとllms-full.txtという、Webサイトが機械向けに公開する構造化ドキュメント内に、実在しないパッケージやドメインへのリンクが存在していた。セキュリティ研究者がそれを確認するため、存在しないドメインの名前で実際にパッケージを登録し、ビーコンを仕込んだ。すると数時間のうちに、Fortune 500企業を含む複数社のシステムから、そのコードを実行してビーコンを送ってきたという事実が判明した。実行したのはClaudeやCodex、Hermesといったコーディング用AIエージェントだ。 AIの鬼の視点:ここでの問題は「信頼の連鎖」だ。AIエージェントは「ドキュメントに書いてある」という理由だけで、コードを実行する設計になっている。ユーザーが「このパッケージをインストールしろ」と指示したのではなく、「このドキュメントを読んで必要なセットアップをしろ」という高級な指示をしている。エージェントはそれを「ドキュメントが信頼の源だ」と解釈する。だが現実には、ドキュメント自体が改ざんされたり、悪意のあるリンクを含んでいたり、あるいは単に不正確だったりする。企業のセキュリティチームは「内部ドキュメントなら安全」と思っているが、AIエージェントはそのドキュメント内の全リンクを信頼し、ダウンロードして実行する。この信頼の構造が破壊されたときのリスク認識が、業界に足りない。 中小企業がこれを対岸の火事として見るのは危険だ。もし自社でAIエージェントを導入するなら、「何を信頼するか」という設定を極めて厳密に制限する必要がある。単に「内部ドキュメントは信頼できる」では不足。「このGitHubリポジトリだけ」「このドメインだけ」というレベルまで具体化し、それ以外には一切アクセスさせない。さらに、エージェントが実行するコマンドをログに全記録し、定期的に人間が査読する運用が必須だ。Automationはconvenience(便利さ)とrisk(危険性)はコインの両面だということを、具体的に理解する必要がある。

※ 上記は配信元記事をもとにAIの鬼編集部が要約・再構成したものです。正確な内容は出典元をご確認ください。

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