AIの鬼

実践記録

編集部が自社でAIを動かした記録。数字はそのまま載せています。

AI解体新書

実利用16万480件のAIエージェント、複数依頼を完全に満たしたのは58%——どこまで任せられるのか?

Arenaが自社Agent Modeの実利用ログ160,480タスク(7日間)を集計した。セッションの75.6%がツールを実行し、複数要素を含む依頼が完全に充足されたのは58%、8%は無言で一部を落としていた。自社製品の自社集計という前提を踏まえたうえで、中小企業が導入前に決めるべき権限設計・検収工程・予算の組み方を整理する。

続きを読む →
AI解体新書

実トラフィックのない自社ECでも、AIが演じる買い物客でA/Bテストはできるのか——1日40万セッションの実測から

Shopifyが自社の買い物シミュレーション基盤SimGymの運用実測を公開しました。1日40万セッション、GPU分割で平均LLMレイテンシ27.8秒→21.9秒。一方で推論の手抜きはエラー率を0.5〜0.75%から4.5〜10.9%へ押し上げたと結論しています。中小ECと社内AI運用の担当者が読むべき点を整理します。

続きを読む →
AI解体新書

1IPアドレスあたり年間250万パケット、Telnet宛は14.4%まで低下——攻撃スキャンの入口はどこへ移ったのか?

NICTが2026年2月に公開したNICTER観測レポート2025を読み解く。2025年の総観測パケットは約7,010億、1IPあたり2,504,680パケットで観測開始以降最多。一方でTelnet(23/TCP)宛の比率は17.9%から14.4%へ低下し、上位10ポート以外が65.8%を占めた。防犯カメラ・ルータ・SSHという現実の入口に話を戻します。

続きを読む →
AI解体新書

AIを単発タスクだけに使う中小企業の変革的効果は2%、全社展開は23%。差はツールではなく適用範囲なのか?

OECDが2026年4月に公表したD4SME調査(n=2,018、12か国、2025年Q4〜2026年Q1)を実測で読む。日本サンプル(n=887)では、AIを単発タスクにだけ使う企業で変革的効果を報告したのは2%、全社展開した企業では23%。ただし標本は無作為抽出ではなく、因果は言えない。その限界も含めて数字の使い方を整理する。

続きを読む →